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柴田校長先生より

・ 母校の柴田校長先生に、学園の近況報告を中心にお話いただければ、と思います。
・ 随時更新、行事等、折に触れて更新していきます。
 ご挨拶
2014/11/02

卒業生の皆様こんにちは。今年もこの原稿を書く季節になりました。今回の話題は以下の事柄です。

1.アンケートへのご協力ありがとうございました
 卒業生へのアンケートにつきましては、全卒業生7千余名の方々にお願いをし、千名余りの方からご回答をいただきました。楽しかった思い出や真摯に耳を傾けなければならないご意見など多くのコメントをいただき、今後に向けて参考になるところ、勇気づけられるところが数多くありました。本当にありがとうございました。この結果を活かして、さらに前進していきたいと思います。

2.ホームカミングディ「50歳の同窓会」
昨年の1回生に引き続き、2回生のホームカミングディが10月11日に行われました。2回生からのご報告もあることと思いますが、私も感想を少しばかり申し上げさせていただきます。
まずは、出席率が50%という数字、70名を超える出席者で本当に盛会でありました。学校に集まって校内散策に参加した方も多く、私も案内していて当時をなぞりつつとても懐かしい気持ち、楽しい気持ちになっていました。それから2回生の皆さんとは10歳違いの私ですが、皆さんから「若い」と言っていただけたのがとても嬉しく感じました。
皆さんの様子を拝見し、茗溪の絆を強く感じました。正木君をはじめとする幹事の方々、素晴らしい会を作りあげてくださりありがとうございました。校長としては、学校としても卒業生との繋がりをより強くしていきたいと願っています。今後とも母校茗溪学園を含め、横のつながりや縦のつながりを大切にしていただいて、茗溪の絆をより豊かにしていただければと思います。

3.冊子編集にご協力を
 ただいま、前校長の中村晃三先生(現在は、学校法人茗溪学園事務局長として学園のためご尽力賜っております)が中心となってくださり、茗溪学園の教育についてまとめた冊子作りが進められています。卒業生の皆様からも、茗溪の教育について広く伝えてほしいというご意見もいただきましたが、本校の広報活動にも役立つようなものを作りたいという考えです。卒業生の皆様方にも原稿を依頼しようということになっておりますので、その節にはどうぞご協力よろしくお願いいたします。

4.茗溪の新たなチャレンジ
 来年度から、中学にグローバルコース(Gコース)というものを設けます。卒業生の皆さんは「海外生クラス」として記憶されていると思いますが、これを、海外生に限定せず、英語力があり英語の力をより高めたいと希望する生徒のために、新たにG1とG2の2コースを新設するものです。
 現在の海外クラスと同じように、このコースの生徒は通常学級に所属しますが、英語の時間が特別編成の授業となります(本校の中学の英語の授業時間数は週7時間ですが、6時間を外国人教師、1時間は日本人教師による授業)。すでに始まっていますが、今回の中学入試では、英語力の目安を、G1では英検2級程度以上、G2は英検準2級〜3級程度として募集しています。
また、2017年4月には、高校にインターナショナル・バカロレア(IB)のデュプロマ課程を開設予定で、今年9月には「IB候補校」となり、着々と準備を進めております。中学のGコースは、このIBデュプロマ・プログラムに繋がる学習内容を構成していく計画です。
国際理解教育として、開校以来36年間も行ってきているという先進性と自負心を持って、新たなグローバル教育へのチャレンジです。卒業生の皆さま方のご協力をお願いすることもあると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

5.在校生の活躍
(1)総文祭
7月、高校の文化部の全国大会である「総文祭」が茨城県で開催されました。本校からは、美術部、書道部、写真部、科学部無線工学班などが出場し、科学研究発表などでも科学部の生徒たちが活躍していました。また、つくば市は総合開会式の会場地であったこともあり、開会式の受付係として吹奏楽部、室内楽部、合唱部などの生徒達も参加、活躍しました。

(2)中学全国大会
昨年に続き中学ラグビー部が4回目の全国大会出場を果たしました。初戦で優勝した京都の伏見中学に惜敗し敗者戦に回りましたが、ここを勝ち上がって5位の成績を収めました。なお、昨年はラグビーのテレビ番組で中学全国大会と茗溪ラグビーが特集され、学校は大いに盛り上がりました。今年の中学1年生には、その映像を見て入学しましたという生徒もいるくらいです。
また、今年の大活躍は中学男子バドミントン部で、県大会優勝、関東大会準優勝、全国大会ではベスト8まで勝ち上がりました。コツコツと努力して力をつけてきた選手ばかりの茗溪が、並みいる強豪校を破っての大活躍です。まさに快挙と言えます。
後輩たちは、先輩の築いてきた伝統を守りながら、さらに大きく成長しようとしています。先輩方からも物心両面にわたる力強いエールを送っていただければと思います。

6.海外研修
 第1回の海外研修は、1987年2月、7回生による台湾でした。私は7回生の学年主任だったので、強く記憶に残っています。21回生からは、研修地がロンドンに変わり、28回生からメルボルンになりました。そして今年、35回生は、オーストラリアの3都市、シドニー、メルボルン、ブリスベンで3分割での実施となりました。260人を超える団体では、宿泊や移動、諸活動への規制が多くなり、費用面でも高くついてしまうことから、三都市に分散させることにしました。その初めての分散研修が行われ、先日(10月15日)無事帰国してきました。2クラスずつの行動なので動きやすくよりよい研修ができたということです。学年全体の一体感を感じる場面が少なくなるというマイナス面がありましたが、それを上回るプラス面があったということでした。

7.ホームページの充実
 今年、本校のホームページでの情報発信を充実させようと、さまざまな形で生徒の活動を紹介しています。皆様方もすでにご覧になっていることと思いますが、どうぞ後輩たちの活動を見守り、ご意見等があればお寄せください。

卒業生の皆様方のますますのご活躍をお祈り申し上げます。

 1回生から寄付していただいた、桜(ソメイヨシノ)が開花しました
2014/04/02

1回生のみなさん50歳の同窓会、盛況でとても楽しかったですね。久しぶりにお会いする方々ばかりで、本当に懐かしく感じました。
その後、有志のみなさんから、桜の木を寄附していただきました。ソメイヨシノ6本と御衣黄(ギョイコウ)2本、本当に本当にありがとうございました。学校は開校以来35年の年月が過ぎました。創立時よりたくさんの桜が植えられて、みなさんあまり意識して桜の様子を見ていたことなどなかったかも知れませんが、寿命を迎えたのか、弱ってもうすぐ枯れそうな木も増えてきていました。そこで、1回生に寄付してほしいとお願いをしていたのですが、本当に感謝感謝です。
3月13日に、桜の調達など引き受けてくださった、勝田達也さんや高橋弘道さんらのご協力のもと、事務室前の玄関口や、校舎と赤塚公園の境界線、校舎南側、寮門のところに8本の桜を植えていただきました。3月16日の日曜には、1回生が20人ほど集まってくださり、植樹式が行われました。山縣さんの熱い思いも聞かせていただきました。記念の石碑も据えられることになっています。式の後のランチも楽しかったですね。
御衣黄は、皆さん覚えているでしょうか。寮門のところに黄色い花をつける桜と、緑の花の桜の大木があったのを。この緑の花の桜が御衣黄というのですが、これが2年前(おそらくは寿命ではないかという植物に詳しい方の話でした)に枯れてしまいました。それで、御衣黄も欲しいと1回生にお願いしていたのですが、その願いを叶えていただきました。幾重にもありがとうございます。
そして今、花を咲かせました。まだ花数が少ないので、写真は少し寂しいようですが、毎年きっと大きく育ち花数を増やしていくことと思います。御衣黄は、咲く時期が4月の中下旬になるのでまだ咲いてはいませんが、花芽を確認しましたので、こちらも花を咲かせると思います。
大事に育てていきたいと思います。 (写真は4月2日撮影)

 ご挨拶
2013/11/02

卒業生の皆様こんにちは。今年もこの原稿を書く季節になりました。学校の様子や卒業生の皆さんにお伝えしたいことなどを綴っていこうと思います。


1.ホームカミングディ「50歳の同窓会」
 先日(10月12日)第1回卒業生が、「つくば」そして「茗溪」に戻ってきました。その模様は1回生山縣さんから報告されるものと思いますが、私もコメントさせていただきます。
 十代だった時から30年以上たって久しぶりに会う方々もおり、風貌の変容に驚きつつ、またその変化を楽しみつつ話が弾みました。50歳を迎えれば年齢相応の責任のあるポジションになっているのでしょうが、それらのことが窺われる皆さんのお姿でした。
 同窓会の記念に桜の木をいただきました(目録にて)。植樹は来年春に行なうということですので、その時がまた楽しみです。ありがとうございました。


2.Allmeikei.com
 学校と卒業生の繋がりをもっと密にできないだろうか、学校の様子をもっと発信してはどうだろうかと考え、会長の山縣さん、事務局の大藪さんに相談しているさなか、このAllmeikei.com” が立ち上がり、早速ビデオで挨拶をさせていただきました。しかも2回も。学校の財産として最も大きなものは、人つまり卒業生です。特に我が茗溪学園の卒業生は素晴らしいと感じています。そして、中学生や高校生向けに講演をしていただいている方もいらっしゃいます。本校は職業観を育てる教育を大事にしていますが、皆さんのお話は在校生により強く染み透る格好の教材なのです。本当にありがたく思っています。それらの意味も込めて、卒業生との繋がりをより強くするためにも、このAllmeikei.com を活用させていただきます。


3.アンケートにご協力を
 Allmeikei.com のビデオ挨拶でもお話をさせていただきましたが、学校としては、職業観を育むことを謳ってきた茗溪教育を検証するためにも、卒業生に対してアンケートを行ってはどうかということになりました。当初、卒業20年くらい経った方々にお願いしようということだったのですが、やるのであれば全員にお願いした方が良いということになり、実施の運びとなりました。アンケートのご依頼と質問紙などの送付は、桐創会や後援会の文書発送と合わせて送料の節約をさせていただきますが、多くのご回答をお寄せくださいますようお願いいたします。


4.さしまキャンプ
 中学生のキャンプといえば、「里美キャンプ=さとキャン」、「筑波山キャンプ=つくキャン」でしたが、中1キャンプは2011年度以降「さとキャン」ではなくなっていました。そして今年は、茨城県内の猿島にある県の施設「さしま少年自然の家」で行いました。
 牛とともに過ごした里美を思い出している卒業生の皆さん、諸事情から山の上のキャンプから平地でのキャンプになりました。しかし、テントは自分たちで張ることになり、活動内容も変わることなく厳しい生活です。キャンプ生活は苦しくも楽しいものですが、このような生活が強いストレスに感じる生徒も増えてきました。より便利になった時代の変化ということだと思います。しかし、茗溪は変わることなく便利さ捨てたこのキャンプ生活を通してソーシャルスキルを鍛えています。
 中2は、変わることなく筑波山キャンプです。今年も、残暑の厳しいなか、キャンプ場までの20キロの道のりを歩いて行きました。キャンプを終えると、逞しさが増したように見えました。


5.中学ラグビー日本一
 9月に行われた「第4回全国中学生ラグビー大会」で優勝しました。出場3回目にして遂に優勝しました。優勝した中学3年生は36回生になります。34回生の初出場以来連続出場していましたが、初戦の壁を破れず2年連続で涙をのんでいました。研究を重ねた芥川監督(18回卒業生)、初戦突破に焦点を合わせた3度目の挑戦、九州大会優勝の実力校に対し執拗なタックルで最少失点に抑え、全国大会初勝利。続く準決勝、中学生離れした攻撃力を持つ京都の伏見中学を、次々に低いタックルで潰し、終了間際の奇跡的ともいえる連続トライで逆転、決勝へ駒を進めました。決勝は昨年の優勝校奈良の天理中学、これも必殺のタックルで仕留めて日本一の栄冠、と期待が膨らんでいたのですが、台風18号の直撃を受け決勝戦は中止、両校優勝となりました。どんな試合をするのか期待していただけに残念な思いもありますが、優勝という素晴らしい記録を残しました。両チームが3年後、高校生となって、花園ラグビー場で会い見えんことを楽しみにすることにします。卒業生の皆様にも応援をいただきました。ありがとうございました。


6.アジアチャンピオン
 夏休み、体は小さいけれどビッグな記録を持ち帰ってきた中学生を紹介します。
皆さんご存知ないのではないかと思いますが、実は私も知りませんでしたが、ロープスキッピング(縄跳びです)という競技があり、そのアジア大会がシンガポールで開催されました。その大会に14歳以下の日本代表選手として本校の中学1年が出場し、ペアとチームの2部門で優勝=アジアチャンピオンになるという快挙がありました。素晴らしいことです。夏休み明けの全校集会でアジアのチャンピオンを紹介すると全校生から驚きの大喚声と共に祝福の拍手が送られました。来年は2年に一度開催の世界選手権に挑戦したいと抱負を語っていました。バスケ部に入部していますが、バスケも縄跳びも学業も頑張る、頼もしい1年生です。

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